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2011年11月27 被災地報告
平成23年11月27日ヘルスケアプロジェクトから感じたこと
今回石巻市大森地区仮設住宅でボランティア活動を行ってきましたが、私たち以外にも複数のボランティア団体が活動を行っていました。
その中の一つに地域単位で炊き出しのボランティアを行っている団体がありました。
活動内容や活動母体などについては割愛しますが、その団体には多くの中学生が参加していました。
中学生が参加しているコンセプトなど詳細についてはわかりませんが、彼らのように若い世代が被災地に入り被害のあった地域を自分の目で見て空気を感じ、被災者の生活の一部でも見ることができるということは彼らの人生にとって非常に大きなものになるのではないかと感じます。
私個人の考えですが、可能な人は誰でも一度は被災地に行き、自分の目で被災地の現実を見ることは被災地にとってもその人たちにとっても大変意味のあることだと思います。特に今後、社会を作っていく年代には是非とも被災地に行ってみてもらいたいと思います。
被災地に行く=ボランティアをする、ということではなくてもいいと思います。旅行に行くのであれば東北地方に行き、被災地をドライブがてら回って状況を見るだけでもいいのではないかと思います。他人から聞くことと自分で見ることは全く違います。
被災地に対する意識は薄れていく一方ですが、少しの意識・気持ちの差で被災地、さらに言えば社会全体は大きく変わることができるのではないかと感じます。
私たちは少しでもその手助けができれば、と考えています。
活動の合間に他のボランティア団体の活動を見学しがてら周辺を見て回っていたとき、少年が一人でサッカーボールを蹴っていたので一緒にサッカーをしました。
しばらく遊んでいると少年の母親が険しい形相でこちらをにらみながら少年に戻るように言います。少年がそれを断ってサッカーを続けるとしばらくしてまた母親が同様に少年に対して怒鳴る、ということがしばらく続きました。詳細はわかりませんが、母親は少年が「よそ者」である私たちと遊んでいることに対して嫌悪感をむき出しにしているように感じました。実際、被災者の方の中にはボランティア団体が来て活動をすることに対して反対の方も多いようです。当然そのような感情は芽生えてもおかしくないと思います。よそ者に何がわかる、と言いたいのかもしれません。しかし、心配なのはそのようにボランティアに反対している方々とボランティアの活動を受け入れている方々の間に溝ができないだろうか、ということです。そこについてはボランティア側もよく考えなくてはなりませんし、また不満のある現地の方々の意見を吸い上げられるようにしなくてはならないと思います。

また、仮設住宅の地区単位でも格差が大きくできてしまっているようです。
今回お邪魔した大森地区の仮設住宅は非常に大きな仮設住宅でボランティアも多く入っているようでしたが小さな仮設住宅ではボランティアが入らないだけでなく認知すらされていないようなところが多くあるようです。そのようなところこそ支援活動が必要なのだと思います。私たちも今後はできるだけそのような地域を優先して活動を進めていきたいと考えています。

支援をする立場のボランティアの影響で被災地に格差ができてしまっているという残念な側面が存在することは事実です。それを仕方ない、で終わらせるのではなくいかに改善していくかを考えていかなくてはなりません。
木部雅也