Smile With You

今回の訪問でJENの方や石巻2.0の方とお会いし、どちらにも言われたこととして
何ができますか？どんなことがStrong Pointですか？ということでした。
私たちはたまたま医療に携わる職業の為、ニーズもありJENや石巻2.0に活動の協力をして頂くことができましたが、そのように特殊技能がない人たちが支援活動をしようとしても、その場がないような状態だと感じられました。
確かに被災地には様々なボランティア団体が入っており、思い思いの活動をそれぞれが単体で行っているため統制もとれず逆にマイナスになってしまうこともあるようです。
それは非常に大きな問題ですし、改善の必要があります。
しかし、被災地においてやらなくてはならないことは山積みであり、圧倒的に人手不足です。被災者の立場からもボランティアを選ぶようなことをするのではなく、ボランティアに来たすべての人が何かをできる環境を整えるべきではないでしょうか？
本来は政府や自治体などの行政機関がやらなくてはならない仕事なのかもしれませんが
何をやるにもスピードがなく、そして何もできないことは今回の震災で被災者が目の当たりにしたことです。結局自分たちでやらなくてはならないのです。

また、被災者だけでなく私たち支援者側ももっとよく考えなくてはならないと思います。
被災地に行くことも大切ですが、それだけが支援ではありません。自分にできることを
各々がしっかりと考えそのうえで行動を起こすことが必要であると思います。
東京の人でも何かをしなくては、ただ何をできるかがわからない、という人が大勢いるのだと思います。そういった人たちをいかに行動という形に繋げるか、行動の場を提供するか、が私たちのやらなくてはならないことだと感じました。

輪を広げる、震災の事・被災地の事が忘れられないように訴え続ける、ということはこれから年単位、さらにはもっと長い期間つづけていかなくてはならないのではないでしょうか。