Smile With You TOP >> 被災地報告 >> 2011年8月20日 活動報告
2011年8月20 被災地報告
平成23年8月20日被災地訪問で感じたこと
被災地の祭りのお手伝いに行くという連絡を受け、被災地を一度この眼で視ておきたかったのと兄がボランティアで被災地に行っている影響から私も同行させてもらう事にしました。高速を降りてどんどん現地に近づく中で、瓦礫になった建物や車を目にするようになり、こんな内陸まで津波が来たのかと被害の深刻さを改めて痛感しました。
お祭り会場は山の中腹にある小さな小学校のグランドでしたが
入口の門には大きな大漁旗が2本掲げてあり、底知れぬ力強さを感じのを今でも覚えています。
対策本部で本部長さんに挨拶をしたあと、お祭り会場に行ってみると
真ん中に大漁旗で包まれた大きな矢倉が目に入りいました。
本部長さんが、見てくれとおっしゃるので近づいてみると
最初はあまり気付きませんでしたが何やらグロテスクなものがいっぱい吊るしてあり
そして・・・何やら少し臭い
なんだこれは??と思っていると漁師らしいおじさんが事細かに説明してくれて
ここが牡蠣の養殖がメインな産業なのだということを知りました
小さな牡蠣の赤ちゃんを見ている内に、入口に貼ってあったポスターを思い出し
「慰霊・復興盆踊り大会」なるほど、復興の象徴なんだとわかると目頭が熱くなりました。
お祭りは酒も振舞われているので明るい雰囲気でした。
マンゴーを切り出すとすぐに人だかりができ全員でひたすら剥き
みんなもの珍しそうに食べていました。とくに若い女性にマンゴーは人気がありました
とても気さくですが、礼儀正しいのが印象です。
夜が暗くなり、回りの提灯に火が灯りだすと踊りが始まります。
みんなどこで覚えたの?と思うくらい小さい子供からお年寄りまで実に多彩に
しかもいろいろな曲に合わせて輪になって踊っていました。
ここには都会にはない人の繋がりがあるんだなぁと思いました。
クライマックスは花火です。
打ち上げ花火が一斉に上がりました。よく目を凝らすとボランティアの人たちが楽しそうに童心に返ってひたすら花火を上げていました。
みんなが協力して楽しい輪ができる
そんなお手伝いができて、今までにない嬉しさがありました。
帰りの車の中で子供たちの屈託のない笑顔と牡蠣の赤ちゃんを思い出し
心の底からガンバレ!!!と強く思いました。

江角 健治