Smile With You TOP >> 活動報告 >> 2014年2月22日 活動報告
2014年2月22 活動報告
参加者
上村
協力者
山本絵里子さん
第2回 復興支援ツアー に行ってきました。
活動内容
・今後の支援について現地NPO法人スタッフと打合せ
・牡蠣漁師の作業風景を見学
・津波被害地の現状を見学

【今後の支援について現地NPO法人スタッフと打合】
被災者の婦人会がモノづくりと称して様々な物を作り販売をしているのですが、販売経路の確立や広告活動の方法に関して話してきました。

ボランティアの人間は、少しのきっかけを作り被災者の方々が自分たちの考えで「こういうものを作りたい」「こういう方向にしたい」等の意見をだしてもらい、自分たちで管理・運営をしてもらうことが重要であるのではないか。と今までのボランティアの企画に参加するだけではなく、ボランティアを自分たちの考えで活用してもらうといった新しいアイデアを出すための意識改革が必要な時期であるというお話でした。
現在は、物を作っても震災ブランド効果は無いに等しい状態で、
たとえ被災者が作ってもいいものでなければ売れない状況だという事です。
今後商品の販売方法や物を作る為の考え方などを教える勉強会等を開催していけないか検討していく方向です。


【牡蠣漁師の作業風景を見学】
現在は牡蠣のシーズンになり、今年から処理場もできたので、出荷ができるようになっていました。
自分たちの浜で牡蠣を養殖し、出荷ができるようになり、浜の皆さんに笑顔と活気が戻っているように感じました。
今まではあまり動いていなかった船もあわただしく動き、牡蠣を船から降ろすと、処理場の担当者が処理を行い、出荷の準備をする。
一連の流れが出来上がっており、浜で作業をする人の数も数倍に増えていました。
浄化装置も新設されたくさんの牡蠣が浄化されそのまま出荷するもの、むき身にして出荷するものと牡蠣があふれていました。
牡蠣の処理が始まるとともに、震災後いなかった鳥たちも、
処理した牡蠣の残り身を狙い、群れを成して浜にやってきていました。
震災前と比べるとまだまだ状況は厳しいですが、この活気を少しずつ大きくして一歩一歩復興に向けて進んでいくことを願いました。


【津波被害地の現状を見学】
震災後、過去に訪れた地域を再度まわりました。
約3年が経過した今、多くの地域が津波が襲ったことを忘れさせるほどに見た目の変化がありました。
地域の人の頑張りで建物もきれいに建て直されている物も増えています。しかし、津波の被害で建物がなくなり手がつけられていない場所は、始めた訪れた人には、まったく津波の傷跡が分からないくらいで、1mを超えるススキが生い茂り昔からの空き地のような風景が多くみられました。
ただ、震災直後の状況から考えると復興と呼べるにはまだまだ程遠い状況という事は間違いありません。
現地に行っても津波の被害状況が分かりにくくなった現在、復興にはまだ時間がかかりそうな現状、ここからは新しい頑張りの時期なのかもしれないと強く感じました。